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彩桐の日記兼・SSリハビリ・鍛錬場です。 戦国・BASARA家・十勇士・女体化・幼少期入り乱れになると思いますので、ご注意下さいませ。 感想・コメント等御座いましたら、お気軽にどうぞv
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「Goddamn!なんだってンな目に遭わなきゃなんねぇんだ…!!」
盛大に文句を言いながらも、青い陣羽織を纏った青年が鋭い剣撃を繰り出す。

「自業自得かと思われますが…政宗殿、右!!」
その青い青年に対し、全てが真逆と言わんばかりに
紅い具足を纏い、冷静に応答しつつ、槍を振り下ろしたのは、
未だ少年の面影を遺す青年だった。

「っだぁぁあ、もう、ウゼェんだよJET-X!!」
青い陣羽織の青年…奥州筆頭・伊達政宗はキレ始めたのか、
繰り出す技が大技になってきている。

「…はぁ。仕方ない、か。余り騒ぎにしたくなかったのだが…紅蓮脚!!」
紅い具足を身につけた青年…真田幸村は触発される様に大技を繰り出した。


「それにしたって何でコイツ等、んな殺気立ってんだぁ?」
「政宗殿、それは本気で申し上げておるのか。」

どうやら本気らしい政宗に、思わず呆れた溜め息をつく幸村。

「言わせて頂くが、ここは奥州との国境とは言え、甲斐の国。
そんな所に奥州王が一人でフラフラしている事自体が危なっかしいのに、
かち合ったならず者に喧嘩腰になればどうなるか、
貴方ならすぐに分かったで御座ろう!?」

そう一気にまくし立てる幸村に政宗は珍しくたじろいだ。
何せ幸村の言っていることは真っ当で、言い返す言葉がないのだ。

「小十郎みてぇなこと言うなよ…。」
「これを言わずして何を申し上げろと?」
「お前、笑顔怖い。」

そう続く幸村の説教の間も二人の手は止まらない。
倒しては沸く、ならず者集団に政宗は早くも飽き始めた。

「あー、もー面倒臭ぇっ!!まとめて来いよっ!!」
「貴方の首を狙ってるんだ、無理で御座ろう。」
「お前、さっきから嫌に冷静だな。
コイツ等に用でもあるのか?」
「そういう所はしっかり考えているので御座るな。」
「嫌味か。」
「さぁどうでしょう。まぁ、確かに用はあります。」

二人は互いに背中を庇い合うように立っている。
政宗は相手の生死など考えずに攻撃していたが、
どうやら幸村は違っていたらしい。
極力、相手を死なせない程度、動きを封じる様に
手足を攻撃の中心としていた。

「ここらの地域はつい先日制圧したばかりでしてな。
まだ『整えばならぬ事』が山ほどありまして。」
「Ha~n、成る程。それでお前、俺を利用したか。」
「はてさて、何の事やら。」
「ふざけんなよ。お前が指定した待ち合わせ場所、
俺が最短で行くためには『此処』を通らなきゃならねぇ。
全てを見越した上で指定した。違うか?」
「政宗殿には敵いませぬなぁ。」
「お前の腹黒い策に比べりゃ大した事ねぇだろ。」
「お褒めに与り恐悦至極。」
「褒めてねぇよ。」

そんな会話をする余裕を見せ付けつつ、
確実に数を減らしていく。
流石は独眼竜と虎の若子と称される二人である。

「まぁ、そういう訳だ。
悪いが『独眼竜』、もう少し我が『舞』に付き合って頂くぞ。」
「……Ha、言うねぇ。
これ以上つまんねぇ展開だったら承知しねぇぞ!」
「案ずるなかれ。これからが見せ場に御座る。」
「そいつは楽しみだ。」





※※※※※※※※※※※※※※※※※
レッツ尻切れ!!
幸村に「悪いが、もう少し我が舞に付き合ってもらう」
ってのを言わせたいが為だけに書いたので…
周囲の状況なんかはご想像にお任せする、という方向で(最低)
多分山道かなんかです、ハイ。

彩桐忍
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